英中央銀行(Bank of England)が「フィンテックハブ」を設立 -ブロックチェーン技術と仮想通貨に着目

2018年3月22日、イギリスの中央銀行(Bank of England:BoE)が独自のフィンテック政策として「フィンテックハブ(FinTech Hub)」を設立することを発表しました。BoEの現行のアクセラレタープログラムの一環とされるフィンテックハブでは、BoEは金融業界における先進IT技術のトレンドを把握するとともに、中央銀行関連業務や同国の銀行システムに先進IT技術の導入を図られます。 BoEのマーク・カーニー総裁(Mark Carney)は、「フィンテックは金融システムをより効率的に、効果的に、安定的にする」ものと見ており、今までも、そしてこれからもフィンテック分野に注目していくことが予想されています。 BoEは今まで先進IT技術の導入を検討するため、独自提供しているアクセラレータープログラムの枠組みの中でブロックチェーン技術、RegTech(規制関連技術、レグテック)、人工知能(AI)、マシーンラーニング(machine learning)、サイバーセキュリティ(cyber security)領域での実証実験(PoC:Proof-of-Concept)を実施してきました。 現在も、同アクセラレーターに参加した少数のフィンテック企業とともにブロックチェーン技術を利用した新たな送金・支払いシステムを開発しています。また、マシーンラーニングを利用した規制関連サービスの開発も進められています。こうした取り組みが多いことから、世界の中央銀行の中でも特にフィンテックに熱心な中央銀行…

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アメリカ医療保険大手5社、ブロックチェーン技術の実証実験を開始 -管理台帳上のデータの整合性を検証

2018年4月2日、アメリカの医療保険大手5社(UnitedHealth Group、Humana、MultiPlan、 Optum、 Quest Diagnostics)がブロックチェーン技術の有効性を確認する実証実験の開始を発表しました。両社は、実証実験によりヘルスケアデータ(医療データ)をブロックチェーン上で共有する際のデータの正確性(整合性)、データ管理の効率性等を検証します。 アメリカのヘルスケア業界業界では、医療データの共有に関してアドミニに係る費用やデータ管理の複雑性など、IT領域の課題が指摘されてきました。今回実証実験を行う大手5社はブロックチェーン技術により、医療データの管理共有に係る複雑性を改善し、費用を削減することを期待していると、プレス発表されています。 実証実験では、いかにブロックチェーン技術が現在の医療データ共有プラットフォームを改善できるかが焦点となっていますが、これを実現すると医療保険会社のカスタマーサービスが改善されると考えられています。つまり、医療保険会社の契約者が医療データを必要する場合に、ヘルスケア業界の共有台帳からリアルタイムで整合性のあるデータを取り出し即座に提供することができるようになります。ブロックチェーン技術を利用することで、データ改ざんの困難さ、スマートコントラクト等の同技術の特徴が活かせるのではないかと考えられています。 アメリカのヘルスケア業界における現在の医療データの共有方法は、医療機関・ヘルスケア関連企業・医…

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