BBVA提携のフィンテック企業「Denizen」が【無料】の国際送金サービスを開始

スペイン第2位の銀行BBVAと提携するシリコンバレー発フィンテック企業「Denizen」が、世界初となるグローバルバンクアカウント(グローバル銀行口座)サービスを開始することが報道されています。
グローバルバンクアカウントを持つユーザーは、複数の国で利用できるデビットカード(1口座)を持ち、複数通貨の受取りと送金を【無料】でできるようになります

Denizenは、最初の顧客ターゲットとして、アメリカ在住のスペイン人としており、今年8月までにはEU10カ国への事業展開を計画している。安価で簡易な国際送金サービスについてはTransferWiseが有名ですが、同社の場合送金手数料が必要となっており、Denizenが提供する【無料サービス】は衝撃的なニュースとなるのではないでしょうか。

現在Denizenは、送金免許(ペイメントライセンス)のみ取得しており、銀行ライセンスは持っていません。そのため、銀行ライセンスを持つBBVAと提携し、同行の口座を通じてエンドユーザーにサービスを提供することになります。なお、BBVAは、同行のデジタル部門からDenizenに出資していることに加え、独自に運営するインキュベーター施設で育成してきた経緯があり、両社の関係性は密接であったことから今回のコラボレーションが生まれました。Denizenは、BBVAが銀行免許を持たない国については、別の銀行と提携し事業を拡大していくことを計画しています。
Denizenの今後の事業拡大計画については公表されていませんが、BBVAのGlobal head of new businessは、目標ターゲットとして「3億人」と述べています。顧客ターゲットとしては日本人口の2倍以上の規模と非常に大きく、BBVAはDenizenのサービスが普及することを確信しているようです。

Denizenは、上記サービスの提供が進めば、新サービスとしてクレジットや他商品を展開し始めますに。

Denizenのoaquín Ayuso de Pául CEOは、「国境は、移住者やグローバルな事業展開を目指す企業が資金の送受金をする際の障壁であった」と述べて、同行はグローバル市民向けの簡易な銀行サービスの提供者になることを目指していることを示しました。

関連記事「国際送金費用は1ユーロ!ロンドンのフィンテック企業「Opal Transfer」」はこちら↓
http://fintechnewslondonfintechjagi.sokuho.org/article/transferopalmoneyukeuropedijitalnews.html

BBVAは、161年の歴史を持つ伝統的な銀行ですが、デジタルトランスフォーメーションを中核ミッションに位置付けており、ヨーロッパのフィンテック業界の中でも、フィンテック企業への投資や新技術の開発に最も熱心な銀行のひとつとなっています。
BBVAのデジタル部門は、イギリスのデジタル銀行「Atom Bank(アトム銀行)」株式の40%を所有しているほか、アメリカのデジタル銀行「Simple」、フィンランドのオンライン銀行「Holvi」、メキシコで送金サービスを提供する「Openpay」に投資するなど、とてもアクティブです。

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(Denizen HP)
https://www.denizen.io/?nabe=6442962182733824:1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcontent%2Fcf1478ac-2e6b-11e8-9b4b-bc4b9f08f381

(BBVA HP)
https://shareholdersandinvestors.bbva.com/

(BBVAのオープンイノベーション)
https://opentalent.bbva.com/en/

(TransferWise HP)
https://transferwise.com/jp/local-sites

(参考:Financial Times「Denizen launches first fee-free global account」2018.3.25)


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