米VCがカナリワーフに拠点設置 -イノベーション部隊が集積

2018年3月21日、アメリカのVC(ベンチャーキャピタル)である「Motive Partners(モーティブパートナーズ)」が、ヨーロッパにおける活動拠点として、ロンドンの新金融街カナリワーフ(Canary Wharf)に拠点を設置しました。Motive Partnersは、フィンテック投資を専門とするベンチャーキャピタルで、現地メディアによりますと、既にロンドンで2件の投資案件を完了しています。

London Canary Wharf FinTech Level39.jpg

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Motive Partnersは、この新拠点を「ヨーロッパにおけるイノベーションと投資センター」と位置付け、「フィンテックの次世代育成とフィンテック業界の成長を促進させる」とプレス発表しています。また、カナリワーフグループ(Canary Wharf Group)と共同で、「ロンドンをフィンテックハブ(拠点)に位置付ける」と発表しています。なお、拠点設置前、Motive Partnersはカナリワーフ内に立地するカナリワーフグループ所有の「Level39」に仮オフィスを設け、ヨーロッパでの活動を実施していました。スタートアップ投資は人脈が重要であり、Motive Partnersは、金融業界に精通した人材として、HSBCの前会長、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)技術部門の前共同ヘッドをアドバイザーに迎えています。

カナリワーフは、ロンドンの金融街シティから電車で15分程の場所に立地しており、イギリスの金融規制監督当局(FCA: Financial Conduct Authority)に加え、バークレイズ、HSBC等、大手金融機関が集積しています。

将来カナリワーフは、大手金融機関とフィンテック企業・スタートアップがコラボレーションする場所として発展するとの予測から、Motive Partnersは同地に拠点に選定したと見られています。既に、RBS(Royal Bank of Scotland)、Mastercard、Allied Irish Bank、Emirates NBD等の大手金融がカナリワーフにイノベーション拠点を設置予定で、同地への注目度が高いことが伺えます。これらの企業は、イノベーション戦略の一環として、新たなアイデア、商品、サービス、IT人材の発掘活動をカナリワーフで行い、長期的なイノベーションを実現したいとのことです。

イギリスのEU離脱(Brexit)により、ロンドンが形成してきた金融エコシステムの地盤沈下を懸念する意見も聞かれますが、大手金融機関からスタートアップ、ベンチャーキャピタルまで、ロンドンへの期待感が益々高まっているとの見方もできるのではないでしょうか。

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(Motive Partners HP)
https://www.motivepartners.com/

(Motive Partners プレスリリース)
https://prismic-io.s3.amazonaws.com/motivepartnerswebsite%2F665a110e-492c-4cea-ad5c-51743879ddb0_motive+innovation+and+investment+centre+launch.pdf

(Level39)
https://www.level39.co/


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