ロンドン証券取引所、初のフィンテックレポート発表 -イギリスはフィンテックの理想的な国?

2018年3月21日、ロンドンで開催されたフィンテックカンファレンス「London Stock Exchange Group FinTech Investor Forum」にて、ロンドン証券取引所(London Stock Exchange Group)とイギリスの金融業界団体「TheCityUK」が、今回初となる共同マーケット調査レポート「Finance For FinTech」を発表。同国フィンテック企業は、今後3年の間、年平均88%のスピードで業績が改善するとの調査結果が判明しました。 調査対象8カ国の平均は80%であったことから、イギリスのフィンテック企業は相対的に高い成長を期待していることが確認されました。また、他国と比べ、イギリスのフィンテック企業は、公開市場での資金調達を行う傾向が見られ、資金調達に係る障壁は比較的少ないと分析されています。国際展開に関しては、イギリスのフィンテック企業の43%が進出先国としてアメリカが優先的と回答し、一方のアメリカのフィンテック企業は、35%が進出先国としてイギリスが優先的と回答しました。各国のフィンテック企業が相互に進出先として魅力的と感じている背景には、母国後が英語であること、IT人材が比較的多いこと、法令体系の類似性等の要因があるとの見解も見受けられます。 関連記事「【まとめ】イギリス政府が先導する「フィンテックウィーク2018」」 http://fintechnewslondonfintechjagi.sokuho.org/arti…

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Brexitがイギリスに与える影響は?現地大手金融機関・フィンテック企業経営者の見方

今月開催のThe FT City Network(FTシティネットワーク)では、英国政府が目標とする「Global Britain」に関し、加盟者の考える今後の見通しや課題について議論されました。特に、EUからのブレグジット(Brexit)が進むことから、イギリスは最大の貿易相手であるEUとの経済関係が緩まり、国内経済への影響が懸念されています。そうした中、今回のオンライン会議では、サウジアラビア、中国、米国、インド等、EU域外国との関係の在り方について議論されたようです。また、フィンテックに関する発言もありました。 The FT City Networkとは、ファイナンシャルタイムズ紙が主催するフォーラムで、現在、大手金融機関やフィンテック企業等の企業50社超と政府が加盟しています。オンライン会議を毎月開催し、イギリスが抱える様々な課題について議論しています。 今回のテーマにつき、主だった参加者のコメント(概要)をお伝えします。 <フィンテック企業FUNDING CIRCLE(ファンディングサークル)> EUや世界各国と親密な関係性を保てる新通商協定の締結を求める。イギリス経済への長期的な恩恵をもたらすことができる。(1フィンテック企業としては、)特に近接市場であるEUへのビジネス機会に大きなポテンシャルを感じる。 FUNDING CIRCLEが顧客アンケートを実施した結果、半分以上がEUとの間でFTA締結を求めていることが分かった。大手企業は比較的容易に世界中にある新…

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イギリス政府が主催の大規模フィンテック・カンファレンス「Global Summit」とは

2018年3月19日から23日までの一週間、イギリスでは政府主導でフィンテックウィークが開催されました。 19・20両日、ロンドンのギルドホールで(Guildhall)フィンテックイベント「Global Summit」が開催(主催:Innovate Finance、ゴールデンパートナー:デロイト)。Innovate Financeとは、ロンドンを中心としたフィンテックコミュニティで、金融機関、ベンダー、スタートアップが加盟しています。イノベーション促進のために、加盟金融機関とスタートアップの紹介イベント・サービス等を提供しています。これも、充実したエコシステムが存在しているからできること。 【まとめ】イギリス政府が先導する「フィンテックウィーク2018」について↓ http://fintechnewslondonfintechjagi.sokuho.org/article/458198717.html 以下、主なトピックスを紹介します。 【ミレニアル世代消費者に関するパネルディスカッション:パネラーの意見】 ・消費者に占めるミレニアム世代は更に拡大する。 ・金融機関は、便利なサービスを提供し続けることが顧客維持にとって重要。 ・イノベーションを起こし続けるために、金融機関は古い企業文化をイノベーション文化に変えていく必要がある。 ・金融商品・サービスの販売手法が変わる。既存の店舗は、役割を変えない限り、コスト要因として残り続ける存在になりうる。 パネラー:Starlin…

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