英国の投資協会がアクセラレーターを開始 -資産運用業界で加速するイノベーション

2018年2月19日、イギリスの資産運用(アセマネ)会社240社で構成する投資協会(Investment Association)が、資産運用業界でのイノベーション需要に応えるITソリューションを開発するフィンテック企業・スタートアップに、育成を促進するアクセラレータープログラムを提供することを発表しました。業界団体がアクセラレーターを提供することは珍しく、同投資協会と加盟する資産運用会社のフィンテックへの関心は非常に高いと言えます。 「VeloCity」との名前が付けられているこのアクセラレータープログラムでは、一年に2回のタームを設けてそれぞれ4社から8社のフィンテック企業を支援し、フィンテック企業が開発途上のサービス実用化を促します。VeloCity最初の支援対象企業は、今年の第2四半期(4~6月)にプログラムを開始する予定で、6カ月間支援を受けられます。また、支援期間後には、デモデイ(Demo Day)という資産運用会社、投資家向けのイベントが開催され、そこで評価されたフィンテック企業は、サービスを納品する顧客(資産運用会社)や資金調達の機会が得られます。 資産運用業界で利用可能なサービスが支援対象とされていますが、同投資協会は、特に「人工知能(artificial intelligence:AI)」、「マシーンラーニング(machine learning)」、「分散型台帳技術・ブロックチェーン(distributed ledger technology:DLT、Blockch…

続きを読む

資産運用大手Vanguardがドイツのフィンテック企業と提携 低コストなオンラインサービスでシェア拡大を目指す

2018年3月26日、世界第二位の資産運用会社であるVanguard(バンガード)がフィンテック企業「Raisin」と提携し、ドイツにて顧客に対して低コストなオンライン投資サービス(投資ポートフォリオ商品)の販売開始を発表しました。これにより、Raisinの顧客は、VanguardとDAB BNP Paribasが提供する商品から選択できるようになります。また、顧客は、2,000ユーロから商品を購入でき、定期的にリバランス(株式の割合を30%、50%、70%、100%)から選択することができます。 2013年にドイツのベルリンで事業を開始したRaisinは、ヨーロッパ最大規模のフィンテック企業の1つとされており、ドイツ、フランス、スペイン、オーストリアで事業展開し、すでに10万人以上の顧客を持っています。同社の特徴は安価で透明性の高いオンライン販売であり、業界関係者の中では、ウェルスマネジャー、銀行等の既存販売モデルを作り変える可能性があるとまで言われています。 関連記事「ドイツでヨーロッパ最大級のフィンテック投資、アリアンツとテンセントから資金調達」はこちら↓ http://fintechnewslondonfintechjagi.sokuho.org/article/458154450.html Vanguardは、ドイツにおけるプレゼンス向上を目指し、2017年に新商品を投入したほか、今年中にフランクフルトオフィスを設置する予定となっています。これに加え…

続きを読む

今月の人気記事ベスト20

商品紹介